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2021.08.11

Google広告 カスタマーマッチリストがより使いやすく

2022年以降、サードパーティークッキーの利用制限をすることになると発表されました。今のところ類似オーディエンスなど新しい顧客をクッキーによって見つけることが可能ですが、利用制限により難しくなっていきます。そのためカスタマーマッチリストの利用がおすすめですが、カスタマーマッチリストがさらに使いやすくなりました。今回はカスタマーマッチリスト利用者だけではなく、これから使おうかどうか考えている方のためにカスタマーマッチリストについて解説します。より効果的なGoogle広告配信のために参考にしていただければ幸いです。

 

カスタマーマッチとは

カスタマーマッチは顧客から提供された情報によって広告配信を効率的に配信する方法です。

広告主が保有している顧客情報からオーディエンスリストを作成し広告配信が可能となります。

 

カスタマーリストの作成

過去に商品に対して問い合わせをしてくれた人や購入した顧客が提供した情報をリストにします。リストとして活用できる情報は次のとおりです。

 

・住所(郵便番号)

・電話番号

・メールアドレス

・姓名

・居住国

 

リストは1000以上必要といわれますが、ただ多いだけではなく情報が最新で精度が高いことが推奨されます。1人の顧客に対して2種類から3種類の情報があると類似オーディエンス等を作成しやすくなります。

 

類似オーディエンスリストの利用

顧客データをもとに類似ユーザーを識別し広告を配信することで、Googleのアカウント情報からより可能性のある見込み客を取り込める可能性が高まります。

 

カスタマーマッチが使いやすくなった点

カスタマーマッチは、日々進化をしています。さらに使いやすくなった点を紹介します。

 

カスタマーマッチを利用できるオーディエンス リストの割合を即確認可能

今までは、マッチできる可能性が表示されるまでに時間がかかっていましたが、改善されリストをアップロードするとすぐにマッチ可能かどうかの割合が表示されるようになりました。

 

最適化案にリスト更新の提案が表示

マッチできる可能性がすぐにわかるようになったため、最適化案も即表示されるようになりました。

リストを最新に保つことで、トラフィックとコンバージョンが平均 17% 増加するデータも出ています。

今回のアップデートにより、リスト更新の運用がしやすくなり、パフォーマンス改善に繋げやすくなったと思います。

 

過去のリストの確認が可能

カスタマーマッチはアップロードしたばかりのリストに対応しているわけではなありません。過去にアップロードしたリストのマッチする可能性の割合もわかるため、データの精査を把握できます。

 

カスタマーマッチの利用方法

それではカスタマーマッチを利用する方法を具体的に見ていきましょう。 

 

カスタマーマッチの設定方法

カスタマーマッチはどなたでも利用できるわけではありません。個人情報が関連しているため、信頼できる広告主のみの利用です。これまでGoogleのポリシーを遵守しながらGoogle広告の利用実績があることなどが条件です。

顧客データファイルをアップロードして顧客リストを作成します。顧客データファイルには広告主のデータも含まれていることが必須です。    

 

顧客リストの作成方法

顧客リストの作成を説明します。

① 管理画面でオーディエンスマネージャーを選択し、顧客リストでオーディエンス名を入力

②顧客データをアップロード ※アップロードした際にエラーメッセージが出たら、改善することを忘れないようにしましょう。

③データをアップロードする際に、CSV 形式が指定されているのでやり方を必ず確認してから入力してください。

④Googleのカスタマー マッチに関して同意するにチェックを入れる

⑤有効期限を設定(期限切れなしも設定可能)

 

顧客リストの更新方法

より効果的にカスタマーマッチが稼働するために、顧客リストを更新することが必要です。

「顧客リストの作成方法」を参考にしてさらに新しい顧客を追加したり、あまり自社にフィットしない人を削除したりします。リストに掲載されている顧客の数が多いほど、マッチ率が高くなるわけではありません。情報の質が大切です。例えば情報の種類を2種類アップロードすればマッチ率が28%高まります。 

 

まとめ 

自社の顧客リスト管理がさらに重要になる

以上のようにカスタマーマッチリストを利用してより精度の高いマッチングにより見込み客の確保をしていきましょう。クッキー利用が制限されるようになると、広告主が自社で保有している顧客データによる配信が、より重要になっていくと考えられます。

 

ただし、顧客データは常に最新の情報を維持することが大切です。最新の情報であることはマッチングの可能性を高めるだけではなく、プライバシー保護にも役立ちます。また顧客データの取り扱いは、デリケートな問題も含んでいるため最新データであることが重要です。オプトアウトした人のデータを利用し続けたということのないように注意していきましょう。カスタマーマッチは使いやすくなっているので、これを機会に利用を考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

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