Facebook広告で成果があまり出ていない場合の改善ポイントを6つ紹介します。
Facebook広告は、自社のサービスや商品にぴったりのターゲットに直接働きかけるため効果を期待できますが、やり方や運営方法に間違いがあると思ったように成果が出ません。
今回はありがちな失敗の原因から、どのような点を改善すべきなのかを解説しますので参考にしてください。
ターゲットを絞りこみすぎている可能性があります。絞り込みすぎて潜在的なニーズに行き渡っていない状態です。
Facebook広告のターゲットはオーディエンスを使ってリーチの範囲を絞り込みます。オーディエンスには「コアオーディエンス」「カスタムオーディエンス」「類似オーディエンス」があります。それぞれを簡単にご説明します。
【コアオーディエンス】
年齢、性別、興味・関心、出身地や仕事の地域などでの条件の絞り込み
【カスタムオーディエンス】
オンラインまたはオフラインでのコンタクトがすでにある
【類似オーディエンス】
WEBサイトでのアクションの仕方から優良顧客と類似点がある
この3つのオーディエンスの中では、特にコアオーディエンスを利用するとターゲットを上手に絞り込めます。
コアオーディエンスでは、住んでいる地域や出身地、学歴や職歴、興味・関心などを掛け合わせて絞り込むことが可能です。ターゲットにしたいペルソナを想定し、設定していきます。
しかしあまりに細かすぎる条件に設定してしまうと広告表示をする対象の数が少なくなります。つまり潜在リーチが少なすぎて、データが少なすぎ最適化がおこなわれないのです。Facebook広告におけるCTR(クリックの平均)は0.89%で、業界別に見ると教育関係は、0.55%、金融関係は0.58%、最も高い数値を持つ業界は、ペット関係で1.68%です。つまり100回表示して1回のクリックがあるかないかです。
100回のクリックで、クリックをする人の傾向をAIが分析することは可能ですが、精度の高い分析によって最適化を測るには最低1,000クリックが必要です。つまり100回で1回のクリックとすると1,000クリックになるには100,000回の表示をしなくてはいけません。
改善をしたいと考えている場合の多くが、コンバージョンがなかなか獲得できないという悩みです。しかしどんなに興味をもってもコンバージョンのレベルが高すぎる場合があります。FacebookやInstagramを利用する時間帯や状況を考えて、可能なコンバージョンをセッティングする必要があります。
一般的にFacebookやInstagramは、特別に時間を割いてアクセスしない場合がほとんどです。例えば就寝前やお風呂上がりのリラックスタイムに、広げて見る人がほとんどです。そのような状況でコンバージョンがアンケートに答えるなど、時間を必要とする複雑なことですとやめてしまう可能性が高いです。
どのような状況でFacebookやInstagramを見るのか、状況を考えてコンバージョンレベルを下げることが大切です。
またコンバージョンをすることでなんらかのメリットがあるのであれば、就寝前でも実行するでしょう。例えばページの会員になると、ちょっとコアなレシピ本をダウンロードできるなどです。
Facebook広告はまず広告を出す目的を設定し、目的に合ったコンテンツを選びます。目的とは、ブランドの認知を上げたい、Facebookページに「いいね」をしてほしい、Facebookのコミュニティに入ってほしい、コンバージョンを獲得したいなどです。
前述したようにFacebookは就寝前などちょっとした隙間時間に見ることが多いため、文字が多すぎたり、複雑なコンテンツですと離脱率が高くなります。クオリティの高い画像や動画で思わずクリックをしたくなることが重要です。
その他、ABテスト機能など費用面と照らし合わせて効果のあるコンテンツを考えましょう。必要以上に挑発的なコンテンツや炎上しそうな言葉や画像は使うべきではありません。一時的に注目を浴びても、最終的には自社のイメージを損ねます。
コンテンツとビジネスの関連性も押さえておきましょう。質の悪いコンバージョンを獲得成立しても顧客になりうる相手が増えなくては意味がありません。
ターゲットを絞って同じ広告を配信していると、同じ人に何度も同じ広告を表示してしまう可能性が出てきます。あまり何度も同じ広告を見せられていると飽きてくるだけではなく、うんざりした気持ちになる人もいます。
そのため、成果状況次第では、広告を都度差し替えていく必要があります。
自社のサービスや商品のターゲットがどのようなタイプなのかがわからない場合は「類似オーディエンス」を利用することが一般的です。類似ソースを使って類似していると考えられる人たちをピックアップし、広告を表示します。参加しているFacebookのコミュニティなどがソースになる場合が多いです。
ただし、ソースが十分ではない、ソースの種類が間違っているなど類似と判断されたものが実は見当違いな場合があります。それはソースが少なすぎることが原因です。また関連性が少なすぎることが原因の場合もあります。
一つの広告をどのくらいの期間表示するかはとても大切です。リーチが飽和してしまって何度も同じ広告が流れることを回避したくて、頻繁に広告を変えていると情報収集ができず、いつまでたっても最適化ができません。
カルーセル広告やカタログ広告など何度見ても飽きのこないコンテンツを利用するのも一つの方法です。
Facebook広告が効果が上がらない場合に改善を考えるべき点を6つ紹介しました。
1.ターゲットは正しいのか
2.コンバージョンのレベルをチェック
3.コンテンツは適切か
4.リーチの飽和状況を回避
5.類似オーディエンスの作り方が適切ではない
6.広告表示期間が適切ではない
以上がFacebook広告で効果が出にくい場合のありがちな改善点です。効果をもっと出したい場合は、やはりFacebook広告の特徴を知り尽くした代理店への相談がおすすめです。
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