Facebook広告はFacebookだけではなく、InstagramやAudience Network、Messengerに掲載されますが、それぞれのページの配置に合わせてアセットを修正することが必要です。アセットとは、広告に使用される画像や動画、テキスト、リンク先URLなどです。 配置ごとのアセットカスタマイズを利用すれば、ターゲットやベストプラクティスに合わせて広告がカスタマイズされます。例えば、Facebookに掲載時はプラクティスな商品画像、Instagramではイメージを伝えられるブランド画像というように変更をします。またテキストの長さもInstagramのストーリーズでは短めにするといった変更も可能です。 そのため、広告の位置を固定せずさまざまな場所に掲載できるようになります。
配置のアセットカスタマイズをどのようなシーンで使用して広告を編集するのかを具体的に見ていきましょう。
Facebookだけでも、ニュースフィード、インストリーム動画、Marketplace、グループフィード、動画フィード、ストーリーズ、インスタント記事、右側広告枠といった配置があります。Instagram、Messenger 受信箱、Audience Networkなども含め、まんべんなくカスタマイズすることで可能性が広がります。 文字数や目的、リンクなども配置ごとのターゲットを確認しながらカスタマイズしていきましょう。またカスタマイズした広告がどのように見えるのかを、デバイスごとに確認することも必要です。 特に、FacebookとInstagramでは近年ストーリーズの利用が倍増しています。15秒以内の短めの動画をアップすると視聴される可能性が増えます。Instagramのストーリーズでは短めのテキストを入れるなどの工夫も効果的です。 カスタマイズは広告の広告設定]にアクセスし、編集したい配置やグループを選び編集します。画像等の変更、切り取り、テキスト、リンクの変更が可能です。編集した広告はプレビューで確認しておきましょう。
広告クリエイティブの配置をカスタマイズすることで、各配置のクリエイティブのベストプラクティスを、自分の広告に適用できます。広告クリエイティブのアスペクト比を変更してそれぞれの配置に合わせたり、個別の配置を編集したり、既存の投稿に合わせて広告をカスタマイズできます。 Facebook広告ではそれぞれの配置で、推奨されているアスペクト比がありますので、それに従って設定しておきましょう。
テキストはやはり具体的に相手に伝えられるツールです。メインテキストは文字数125文字以下にまとめることが推奨されています。もちろんもっと長い文章も挿入可能です。しかしデザイン的な問題もあり、長く書いても読まれない可能性があります。 125文字というと少ないように感じるかもしれませんが、Twitterが140文字ということを考えると十分な文字数です。 見出しは、コールトゥボタンは見出しの横に表示されるので見出しを利用してアクションを誘引できます。 キャプションを利用して動画広告に字幕を入れることも可能です。無意識に読み取るので効果が上がります。
InstagramでもFacebookでもストーリーズが人気です。配置ごとのアセットカスタマイズを利用すれば、ストーリーズを効果的に編集できます。ストーリーズ用ではない横長の画像をGIFスタンプや文字入力を使ったストーリー広告にして、9:16のアスペクト比の画面に合わせて配信するのも有効です。Instagramのストーリーズならアンケートを追加することもできます。
アセットカスタマイズ機能について紹介しました。カスタマイズすれば配信先によって適切な訴求を行うので、より効果的にターゲットの心をつかめます。 しかしあまり複雑にカスタマイズしすぎると、運営の面で負担が増えることになるので注意が必要です。最低限何をしたいのかを絞って、カスタマイズをしていきましょう。さらに効果的に利用したい場合は、プロに運営を任せるのもひとつの方法です。
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